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絵 パイロット絵 http //hidebbs.net/bbs/outoway?sw=vi no=40260226 s=t ケント絵 http //hidebbs.net/bbs/outoway?sw=vi no=40245375 s=t 竜血兵団絵 http //hidebbs.net/bbs/outoway?sw=vi no=40260241 s=t パイロット絵 http //hidebbs.net/bbs/outoway?sw=vi no=40258461 s=t SS 攻撃SS http //www4.rocketbbs.com/741/bbs.cgi?id=outway mode=res no=106 作戦 ケント白兵 http //www4.rocketbbs.com/741/bbs.cgi?id=outway mode=res no=116 ダンボール白兵 http //www4.rocketbbs.com/741/bbs.cgi?id=outway mode=res no=117
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ピンボール ピンボール 【ぴんぼーる ぴんぼーる】 ジャンル ピンボール 対応機種 スーパーファミコン 発売元 ココナッツジャパンエンターテイメント21st century 開発元 UDS 発売日 1994年8月5日 定価 9,980円 判定 なし ポイント 4台のピンボールを収録画面揺れまくり注意 概要 特徴 収録台 ゲームシステム 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 概要 今は亡きココナッツジャパンエンターテイメントジャパンが1994年にてスーパーファミコンにリリースしたピンボールゲーム。 4台のピンボールが用意されており、それのどれかを選んでプレイする事となる。各台共にシームレスのトップビュー視線であり、約2画面分のフィールドで構成されている。 元は21st century社がPCにてリリースしたソフト『PINBALL DREAMES DELUXE』が原作で、本作はその中からの4台を移植した内容となっている(原作は全8台収録)。 ピンボールの趣旨はどちらかといえばリアル路線であり、ゲーム的な仕掛けはほとんど用意されていない。 メインは一人プレイだが、複数人の交互プレイも可能。 特徴 収録台 IGNITION 宇宙を舞台にした台。 Steel Wheel 西部劇を舞台にした台。 BEAT BOX ロックを舞台にした台。 Nightmare ホラーを舞台にした台。 ゲームシステム 各台共に、初期ボール数3つからゲームを開始し、いかにハイスコアを叩き出せるかを競うのが目的となる。 同じココナッツジャパンのファミコンソフト『スーパーピンボール』のような何かしらのクリア目標は存在せず、画面下にボールを落として全ボールをロスしゲームオーバーとなるまで続く、純粋なるエンドレスゲームとなっている。 4つの台のどれかを選択すれば台画面に移行できる。 また、台選択中にてオプション項目があり、コントローラー設定、BGM、効果音の有無設定が可能となっている。 各台にてゲームオーバー時のスコアがハイスコアベスト5に入るとネームエントリーが可能(但し、本作はバックアップに対応していないのでネーム保存は不可)。 十字キーのいずれかにて左フリッパー、キーの反対側のボタンのいずれかにて右フリッパーの操作。キー下でボールの発射、LRボタンのいずれかで台揺らし(揺らしすぎるとティルト(強制ボールロス))(*1)。 台画面に移行し、STARTボタンを押せばゲームスタート。 ゲーム中にSELECTボタンを押せば台のプレイを終了するかどうかを聞かれるのでYESを選べば中断可能。 評価点 当時の家庭用ゲームのピンボールとして考えると4台という収録数は多い部類。 4台共に個性的な仕掛けがなされており、同じような台で誤魔化そうという怠慢は感じられない。各台にギミックが違うので、新鮮な気分でプレイさせてくれる。 また、各台の外観はもちろんの事、BGMや効果音に至るまで専用の演出が用意され、やたらと芸が細かい作り込みとなっている。 BGM、効果音自体の質も高く、深く耳に残る。 ボールに仕掛けを当ててスコアを稼ぐというピンボールの楽しみはもちろん完備されており、ゲームの土台はしっかりと作られている。 ボールの動きの機軸もさほどおかしくなく、割と自然に動く。 賛否両論点 非常に地味。 概要でも述べた通り、本作はリアル路線のピンボールであり、ゲーム的な要素はほとんど搭載されていない。よって、終始地味なプレイを強要される事となり、そこに楽しみを見出せないとプレイ自体が苦痛になる。 問題点 画面が非常に見辛い。 このゲームの各台は、一画面における表示比率が大きく、ボールを動かす度に常に画面が目まぐるしくスクロールする。しかも、上下だけではなく左右側にもスクロール対象となっている故に、常時画面揺れまくりで地形配置の把握が恐ろしく困難な事態に陥りやすい。 プレイヤーによってはあまりのスクロールの激しさのせいで、画面酔いをしてしまう可能性がある。 これのせいで、ピンボールを快適にプレイする上で重要な要素の一つである画面の見やすさという快適性が大幅に殺されており、常時落ち付きのないゆらゆら画面とにらめっこするハメとなる。 操作性が悪い。 フリッパーのボタン入力反応が妙に鈍感であり、いざという時にボールが思い通りに跳ね返せない事態多数。上記の画面の件もあり、フリッパーを動かす前にボールがロスしていたなんて状況は日常茶飯事。 しかも、このゲームにおけるボールスピードは同系統のピンボールの中でも速い部類に入る。よって、事の状況が見え辛い画面にて、フリッパーがどの位置にあるのかが直感的に分かり難い状況で、速いボールを追いかけ回さなければならず、その結果難易度が異常に高騰してしまっている有様。 グラフィック周りがSFCのゲームとしてはFCに毛が生えた程度のチープさ。 同じSFCソフトの『邪鬼破壊』や『KAZe製スーパーピンボール』と比べても、同じハードで作られたと思えない程の差がある。 総評 ピンボールそのものの出来はなかなか凝っているのだが、揺れまくりの画面に融通のきかないフリッパーといった不備が、せっかくの完成度を低下させているという色々ともったいない出来。 プレイの快適ささえ完璧だったら「見た目はチープだが良ピンボール」の評価を得られたかもしれないが…。 余談 ココナッツジャパンはこれ以降、家庭用のピンボールゲームをリリースする事はなく(*2)2002年に倒産(*3)してしまう。 本作にしろ、スーパーピンボールにしろ、「光るものは感じるものの、駄目な部分がそれ以上に目立つ」という問題を持っているのがココナッツクオリティというべきか。もっとも、開発元が各作共にバラバラなので、ココナッツジャパンだけを責めるのは早計であるが…。 後に同じココナッツジャパンから本作と同じ路線のピンボールゲーム『SLAMTILT』がPCにてリリースされている他、さらに同じ内容のものがダイソーの100円PCゲーム『ダイソー ザ・ゲームシリーズNo.9 ピンボール SLAMTILT』としても発売されている。 ボールが見え辛いという問題点は残っているものの、本作と比べ格段にクオリティが上がり、ギミックが増した新作4台が収録。ダイソー版はそのままのクオリティで105円(税込)で購入でき、破格のお買い得感がある。 但し、メーカー推奨の対応WindowsのOSはXPまでであり、Vista以降のOSに対応しているのかは不明。また、2008年にザ・ゲームシリーズの商業展開終了によって現在は入手困難となっている。
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第一弾 2011年2月26日発売 399円 1.地中海遺跡タイプ 2.草原タイプ 第二弾 2011年6月16日発売 399円 3.城砦タイプ 4.岩山タイプ
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リュウゼツラン・極 コスト 14 レベル 1 MAX 進化元 リュウゼツラン・改 (B) 進 化 素 材 - - ランク B+ HP 290 646 進化先 - - - MAX Lv 40 攻撃 366 704 進化費用 - - - No.0217 Aスキル リフレッシュ 自分のHPを125回復 売却価格 10,000 - - 編集 Sスキル 妖精の癒し (10) 味方全体のHPを中回復する 入手方法 進化 個別データ 備考
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リュウゼツラン・改(リュウゼツラン・カイ) p e 属性 雷 コスト 10 ランク B 最終進化 B+ レベル HP 攻撃 合成exp 1 237 290 42 30 528 558 799 最大必要exp 4,502 No. 0216 シリーズ リュウゼツラン Aスキル キュアセルフ++ 自分のHPを100回復 Sスキル 樹木の癒し 味方全体のHPを小回復する(25%/10turn) 売却価格 5,000 進化費用 35,000 進化元 リュウゼツラン(C+) 進化先 リュウゼツラン・極(最終進化B+) 進化素材 フ2(B+) タ2(B+) ロ2(B) フ1(C+) ロ1(C+) - - - 入手方法 メイトガチャ、進化 備考
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ある夜… 「似合わないのに格好つけちゃって…ふふっ…」 ジェノック第5小隊メンバー・笹川ノゾミはダック荘の廊下をウキウキとした表情で歩いていた すると ドンッ 「あっ!ごめんキヨカ!大丈夫?」 見るからに浮き足立っていた彼女は案の定、別の生徒と正面衝突してしまった 「平気」 ぶつかった相手は仙道キヨカ 小隊は違うが彼女もジェノックの所属である 「ねぇ、そういえばキヨカの兄貴ってどんな人?」 「どうした?突然」 ぶつかったかと思えばいきなり話を振るノゾミだが、キヨカは困惑する素振りも見せずにさらりと聞き返す 「さっきぶつかった時、ちょうど兄貴の事を考えてたから思い出して…。あ、立ち話があれなら私の部屋に来ない?」 「そうする」 場所を移し、ノゾミは改めてキヨカに訊いた 「それで、キヨカの兄貴ってあの仙道ダイキでしょ?どんな人?」 「別に…あんなのお兄ちゃんじゃない」 「へえ…意外かも。アルテミスに出たり5年前のミゼル事件で世界のために勇敢に戦ったり、キヨカの自慢の兄貴だと思ってた」 有名人とあってか、ノゾミの言葉の端々からは彼女の興味深さが伺える 「何かあるとすぐ家を出てくし、そうやって事件に首突っ込んで入院した事もある駄目なお兄ちゃんだから」 だが、キヨカはそんな兄について半ば貶すような態度で答える 「何だかんだ言って、本当はキヨカも兄貴が大事なんだ」 「誰がそんな事言った?」 だが、キヨカの態度とはまるで噛み合わないような事をノゾミは口にした キヨカは微かにムスッとした表情をしながら彼女に聞き返す 「え?兄貴が心配とか、一緒にいれなくて寂しいとか、私はそういう意味だと思ったんだけど」 「違う。LBX以外じゃお兄ちゃんとして尊敬できる所がないって意味」 ノゾミがやや嫌味っぽく答えると、キヨカはそれをすぐさま否定する 「その割にはさっきから『お兄ちゃん』なんて甘えん坊な呼び方だよね。あとCCMのストラップも……あ、やっぱり図星だった?」 「……」 さらにノゾミが重箱の隅を突こうとすると、とうとう観念したのか、キヨカは無言のまま小さく頷いた 「……実を言うとね、兄貴がロストしてから私もちょっと寂しかったの。だからキヨカも同じ気持ちじゃないかなって思ったんだ」 「ノゾミも同じ…?」 「うん。だから、兄貴の事で寂しくなった時は遠慮しないでまた部屋に来てよ」 「……」 キヨカはノゾミの誘いに先ほどと同様に無言で頷いた だが、今度は頷くだけではなかった 「えっ!?」 キヨカはノゾミに抱き付いてきた 彼女は思わず声を上げる 「……寂しいから少しこうさせて」 「子供みたい…。こんなキヨカ初めて見た…」 だが、ぽかんと驚きながらもノゾミはキヨカを優しく抱き返す 「でもちょっと変な気分になるね。女の子同士で抱き合うなんて」 「変だけど…案外悪くない」 「じゃあ…もっと変な気分になってみる?」 そう言うとノゾミはキヨカの胸を目指し、体と体の境目へ手を差し込んだ 「んっ…!」 ぴくりと体を震わせるキヨカ その反応を楽しむように、胸の頂のあたりをノゾミの手が滑り回る 「キヨカ、どう?」 「何か熱い…」 「そしたら少し冷まそっか」 「え…!?」 ノゾミは体を僅かに離して空間を作り、キヨカの部屋着を捲り上げた 「…ノゾミも」 「あっ!」 それに対抗してか、キヨカもノゾミの部屋着を捲り上げる 上半身を曝け出した2人は、再び互いの体を引き寄せた 「キヨカの体、本当に熱いね」 「それノゾミのせい…」 「あははっ!やっぱりやめる?」 「……」 ノゾミの問いにキヨカは黙って首を横に振った 「だったら…」 「…っ!」 ノゾミはキヨカの下半身に手を伸ばした 「これでもっと寂しさを紛らわせてあげる」 さらにそのままキヨカのハーフパンツの中へと侵入する 「んん…っぁ!」 ノゾミの手がキヨカの秘所に辿り着き、くちゅりと淫らな音が立つ 「キヨカのここ…湿ってる」 「ぁ…んぅ…!」 微かだが、普段のキヨカからは聞けないような高い声が飛び出してくる 「行くよキヨカ」 「んっ…んぁあ…!」 ノゾミの指がキヨカの秘所を分け入ると、その声が徐々にボリュームを上げていった だが 「ぅ…ぁむっ…」 「ちょっ…!」 キヨカは体を走る衝撃に耐えながら、頭を下げてノゾミの胸に口を当てた 「ひゃっ…くすぐったいよキヨカ…!」 「私だけしてもらうのは悪いから…んむっ…」 「あんっ…!あっ…キヨカぁ…っひゃうっ!」 そのまま赤ん坊のように胸を吸い、舐め回す ノゾミは体を捩らせ反応するが、その弾みでキヨカの中に入れていた指が抜けてしまう 「んぁ…」 「はぁ…はぁ…」 これはチャンスだとばかりにキヨカは胸から口を離した ノゾミが息を整える隙に、キヨカは彼女のハーフパンツに手を掛け、同時に下半身へと顔を近付ける 「待って…!」 ノゾミは何かを懇願するような目で言った キヨカは動きを止め、見上げるように彼女と顔を合わせる 「私にもキヨカの…させて」 「…分かった」 キヨカとノゾミは頭の方角を互い違いにして、ベッドに横たわった キヨカの顔の前にはノゾミの、ノゾミの顔の前にはキヨカの下半身が位置する 「キヨカ…来て…」 「んむっ…」 「ぁんっ!んぁあああっ!」 キヨカの責めにノゾミは激しく声を上げる 「はむっ…ノゾミも…」 「わかっ…た…。ゃぁんっ!んむ…」 「んぅっ…!は…ぅんっっ!」 逆にキヨカは、ノゾミによって押し出される声を必死に抑え込もうとする 「あぁん!ふぁあぁっ!」 「んぅぅうっ!」 唇で、舌で、互いを蹂躙し合う そうしてもたらされる全身を貫く快感に、2人はある種の罪悪感のようなものを抱いていた 「はぁっ……あぁあんっ…キヨカ…っぁ…キヨ…カぁ…!」 「んっ…ぅうんっ…ノゾミ…!」 だがそれでも互いに名前を呼び合いながら、快感をさらに高めていく 「んぅっ……ノゾミ…もう…」 「わか…った…ふぁあっ…キヨカっ…あ…んっ…一緒に…イこっ…」 2人は互いの限界が近い事を察すると、これまでより一層激しく責め合い 「んっ…!あんぅんんんぅうっ!!」 「ふぁあぁあああぁん!!!」 一気に絶頂へと駆け上がっていった 「ふぅ…っ…んんっ…」 「はぁ…はぁ…」 「ごめんねキヨカ…」 「どうした?」 行為を終えた後、ノゾミは唐突にキヨカに謝り出した 「その…こんなイケナイ事させて」 「別に気にしてない。悪くなかったから」 「でも…もしこんなの繰り返したら…私、元に戻れなくなりそう…」 女同士という普通ではない形で得る快楽 ノゾミはその虜となる事に不安を抱いていた 「それでもいい。その時は私も付き合う」 「キヨカ…」 が、そんな彼女の不安を切り捨てるのようにキヨカは自らの意思を示す さらにキヨカはCCMを取り出し、愛用のタロットを見始めた 「ムーンの逆位置…」 「…意味は?」 「失敗にならない過ち」 そのタロットが導き出したのも、まるで2人の関係が進展する事を求めているかのような答えだった
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Temperance 「あーもう、何だいアイツ! リーダーの舎弟のくせにアタイたちよりエラそうにして!」 矢沢リコは怒っていた。 小さな身体全体を使って天地を揺るがすほどの怒りを表していた。 その怒りの原因の『アイツ』について、郷田三人衆の間で対策会議が開かれている。 「ウヘヘ……郷田くんに対しての態度も生意気だよなあ」 「そう! 慎ましさってのが全くない! いっちょアタイたちでシメてやろうよ!」 「でも一度は郷田くんを倒したほどの手練れでごわす。返り討ちにされるのが関の山でごわすよ」 何度会議を開いても、結局この結論に至るのだ。 スラムでは力が絶対。力無き者はそれと等価値の別手段をとるしかない。 「う~~ん、何かアイツの弱みでもつかめればいいんだけどねえ…」 「誰の弱みが何だって?」 予期しない来訪者の声に三人が振り返る。『アイツ』だ。 ジャケットにタロットを携えた気障な立ち振る舞い、郷田とはまるで正反対の仙道ダイキがそこにいた。 「仙道! 何でアンタ、ここにいるんだい?!」 「おいおい、俺はお前らのリーダーに呼ばれたんだぜ? 文句なら郷田に言ってくれ」 互いに警戒を緩めず、腹の探り合いが始まる。 売り言葉に買い言葉、模範的な不良同士の交流方法である。 「はん、リーダーの言うことに従うなんて、ちょっとは身分ってヤツをわきまえたみたいじゃないか」 「フン…勘違いするな、俺は郷田の命令だからここに来たわけじゃない。 ジョーカーの調整にはアンリミテッドバトルが好都合だと思っただけさ」 「は?」 「LBXでお前らと遊んでやってもいいと言ってるんだ。ありがたく思え。それとも…怖くて逃げ出すつもりかい?」 仙道の意向など知ったことではないが、向こうが売ったケンカを買わなければ郷田三人衆の名が廃る。 口より先に手が出る集団にしては、会話が数十秒成立しただけでも上出来であろう。 先ほどの結論通りたとえ勝ち目がないとしても、リコたちは仙道の安っぽい挑発に全力で乗ってしまうのだ。 「いい度胸じゃないか。郷田三人衆の力、見せてやるよ!!」 だが気合もむなしく、バトルは一方的なものだった。 ジョーカーMk-2が舞うたびに、クイーンが砕け、マッドドッグがひしゃげ、ナズーが潰れる。 デスサイズハリケーンの一撃で、3体が一度にブレイクオーバーする。 けれども何度LBXを破壊されようとも、周囲に散乱するグリスやらジャンクやらを使ってメンテナンスを繰り返し、三人衆はことごとく立ち上がった。 「アタイたちは降参したわけじゃないよ!」 「ウヘヘ……まだまだ!」 「今度こそ、リベンジでごわす!」 「ハア…これで23戦目。よく飽きないねえ」 心底あきれ果てて悪態を吐き、仙道はリコたちに背を向ける。 「どこ行くつもりだい?!」 「便所だ。そのくらいいいだろ」 「待ちな! アタイがついてってやるよ。この辺の道は複雑だし、それに…そのまま逃げられでもしたら困るしねえ」 チッ… 短く舌打ちの音が鳴ったあたり、リコの読みは図星だったらしい。 一応、リコの案内に従い、階段を下り、瓦礫の山を抜け、スラムの奥へと向かっていく。 もともとここは旧校舎だったらしいが、人間の気配など感じられない。 リコ曰く、ガラが悪いだけの不良もどきはスラムの入口にたむろって奥に近づこうともしないため、隠れ家にするにはもってこいだそうだ。 かつて廊下であったろう窮屈な道を通り、男子便所に到着した。 一人そこに入ろうとする仙道の後ろで、リコが吠えた。 「いいかい、見張ってるから勝手に逃げんじゃないよ。帰ったらバトルの続きだからね」 鬱陶しい、と仙道は思った。 「ったく、あれだけ叩きのめしても懲りないとはな。付き合いきれないねえ…」 威勢だけで突っかかってくる雑魚どもへの文句をぼやいてから、立ったまま用を足す。 仙道は、今日初めてリラックスした。 水こそ通ってはいるが、この廃墟のような建物に近づく者は他にない。 仙道が最も慣れているのは、一人きりの空間だ。 このような自分以外誰もいない時にだけ、気を緩めることができる。 だから、完全に油断していた。 声を掛けられるまで、リコがすぐ背後に迫っていたことに全く気付かなかったのだ。 「アンタ、態度はデカいくせにナニは小っちゃいんだね」 「なっ、いつの間に…」 リコに下品な指摘をされ、慌ててソレをしまう。 だがもう遅い。 他人に決して暴かれたくないソレは、リコの目にしっかりと捉えられてしまった。 「いやあ、まさか一中の元番長さんの男の沽券がそんなにみすぼらしいとは思ってなかったよ」 「いい加減に…!」 「リーダーの我王砲に比べたら、アンタのなんてオートマチックガンだ」 プツン。 ケラケラとせせら笑い続けるリコに、仙道がキレた。 「さあて、弱みも見つけたことだし、ギンジたちに報告を……へ?」 外へ駆け出そうとするリコの身体が宙に浮いた。 男の両手が女の両肩をつかみ、軽々と持ち上げたのだ。 次の瞬間、リコは個室の洋式便座に座らせられる形となる。 「クッククク…男をその手の冗談でからかわない方がいいぜ、おチビちゃん…?」 その声音は異様なまでに低かった。 目の前の男に対する言い知れぬ恐怖がリコの心を支配する。 リコは逃げようとしたが、身体を押さえつけられて身じろぎ一つできない。 この細腕のどこにそんな力があるというのか。 「は、離せっ、せんど…んんっ」 抗議の言葉を紡ぐ唇は、男の唇でふさがれた。 蛇のような舌が歯を割って侵入し、女の口腔を這い回る。 リコは舌を噛み千切ってやろうかと思ったが、頬を強くつかまれて顎を固定されば、口を閉じることもできない。 舌の裏や口の天井を舐られ、唾液を流し込まれる感触に背筋が凍る。 ようやく唇を離された時には、リコの息はすっかり上がりきっていた。 「はあっはあっ…何すんだ、この変態!」 そう言い終わらないうちに、仙道の懐から何か小さな物体が飛び出した。 ジョーカーMk-2だ。 そして、怪しく研ぎ澄まされたジョーカーズソウルをリコに向けて振り下ろし、 シュッ――バサッ 「ひっ!」 無残に切り裂かれたサラシが足元に落ちた。 それは、これから起きるリコの運命を表しているようだった。 ジョーカーMk-2を懐に戻し、左手にCCMを握ったまま、仙道はサラシをゴミのように踏みつけ、その持ち主である哀れな女の耳元でささやく。 「脅迫ってのはなあ、常にする側とされる側が入れ替わる可能性がある」 リコは知っておくべきだった。 仙道という男が計算高く陰険で、そのくせ頭に血が上ると何をしでかすかわからない厄介者であることを。 男はタロットカードを一枚、女の鼻先に突き出す。 「塔(タワー)のカード。お前、破滅だぜ?」 「へ、変なことしたらリーダーに言いつけてやる…!」 むき出しになった胸を両腕で隠しながら、震える声でリコは精一杯の虚勢を張る。 「そいつは願ったり叶ったりだねえ。俺もアイツとは縁を切りたい…が、言えなくなるだろうよ。今からのことは」 手持無沙汰だった右手が、怯えるリコに近づく。 腕による妨害など意に介さず、仙道の長い指がするりとリコの胸に滑り込んだ。 男の堅い手のひらが柔肌を執拗に撫でる。 揉む、というにはあまりにもボリュームのない胸だが、その頂はリコが女だということを主張していた。 「やめろっ、触るなっ…あっんんんぁっ」 「ハハ、胸は小さい方が感度がいいってのは本当みたいだなあ。お前、気持ちよくて逆らえないって顔してるぜ?」 「んっ…演技だよ…! アンタがヘタクソで可哀そうだから付き合ってやってるだけさ」 どんなに不利な立場になろうと相手を挑発することが、リコ流の強がりだった。 しかし、仙道に対しては最悪の態度である。 リコが強がれば強がるほど、サディストの仙道はより陰湿な手段を選択する。 「そうか。ならもっと本気を出そうかねえ」 「っ……! うぅぅっ…!」 耳に息を吹きかけられ、未知の感覚にリコは呻く。 そのままこめかみにキスを落とされ、少し荒れた唇とザラつく舌が首筋をなぞる。 気色悪い。なぞった皮膚には、嫌悪感で鳥肌が立っていた。 唇が鎖骨を越え、胸の頂に至ったところで、不意に身体が離れる。 だがリコがほっとしたのもつかの間、唐突に無機質な音が響いた。 カシャッ、カシャッ 否、先ほどから鳴り続けていたのだが、リコが気づいていなかっただけなのだ。 その正体がカメラのシャッター音だと把握するには、少々の時間と視覚的情報を必要とした。 見れば、仙道は左手のCCMを何やらいじっている。 「アンタ、何を…」 「おチビちゃんがこんなにいい顔して鳴いてるんだ。後で他の奴らにも見せてやりたいんだよ……郷田とかな」 「…! この卑怯者……ひああっっ!!」 リコが仙道を睨み付け手元への警戒を怠った一瞬、下半身を覆っていた袴が容易く降ろされ、ほとんど裸になったリコの女の部分が直に触れられる。 もちろんCCMはその光景を写し続けていた。 3体のLBXを同時に操れるほど繊細な指の動作が、リコの弱点を的確に刺激する。 敏感な突起が摘まれると、腰から頭の先まで電流が走った。 どんなに心で気丈に抗おうとも、それとは裏腹に身体は仙道の愛撫に対して如実に反応する。 奥からどんどん秘蜜が沁み出てきて、仙道の指の侵入を助けてしまう。 濡れそぼったそこの内部で指が蠢くたびに、快楽の波が襲いかかってくる。 「ああぁっっ…もうっ……ダメえっ…!」 あと一歩で絶頂に達する。 そうリコが思った瞬間、彼女を弄んでいた指が突如動きを止め、体内から引き抜かれた。 結果、快楽の波は引き、やりきれない火照りだけが残る。 「えっ…どうして…」 「休憩だよ。俺は馬鹿みたいに体力があるわけじゃないんだ。お前らのリーダーと違ってね」 もちろん嘘だ。 底意地の悪い仙道は今、いかにリコを苛め抜くかを考えているのだ。 その反抗的な心をどうやってへし折ろうか。 苦痛にも似た寸止めの快楽を与え続けてやろう、自ら求めるまでイかせてなどやるものか。 そして服従したとき、その証拠をリコが愛してやまない郷田に突き付けてやる。 それが、仙道の選択した陰湿な手段だった。 そのくらいリコにも察しはついたが、仙道の右手がてらてらと濡れていたのからは目を背けたかった。 少しだけリコの気が落ち着いた頃、再び秘所に手を伸ばされ、いじくられ、また寸前で止められる。 それが延々と繰り返される。 イきそうなのにイけない。 まるで息が詰まるような、鈍く、だが確実な苦しさが積もっていく。 焦らされるほどに身体は昂ぶっていき、気が狂いそうになる。 イきたい。だったらお願いしないと。 イかせてほしい。でもアイツには屈したくない。 何度目の絶頂をかすめた後だろう。ついにリコの口から声が漏れた。 「イかせて…」 「あん?」 「イかせてみろよ! アタイ一人をイかせることもできないのかい?! このドヘタクソ!」 まだ素直な言葉ではなかったが、それで十分、とばかりに仙道は冷笑した。 「クッククク…上等だ。イき地獄に突き落としてやるよ」 一瞬だった。仙道が少し強く性感帯に触れただけで、リコは高みに上り詰めさせられる。 「ああんんんっ、ふあっ、あぁぁああああっ!!」 あっという間にイかされた事実が、リコは悔しくて仕方なかった。 だがそれ以上にキモチイイ、という感情が大きかった。 陶酔の中、甘い痺れが全身に沁み渡る。 そんな弛みきった身体に、新たに鮮烈な刺激が加えられればどうなるか。 「ひやああんっ?! あっ、やだぁ、もういいよぉ!」 「地獄、と言ったろう。まさか一度で終わると思ったんじゃないよなあ?」 イったばかりで敏感になっているリコの秘部は、仙道から課せられる愛撫を増幅して受け止める。 仙道の指は、肥大したクリトリスを、熱を持ったGスポットを、リコが感じるすべての部分を、執拗に擦り上げる。 しかし過ぎたるは及ばざるがごとし。行き過ぎた快楽もまた苦痛となる。 「やあああっっっ!! やだっもうっ、イきたくない…はあぁぁあん!!!」 また甲高い嬌声が上がり、同時に女の身体が痙攣する。 リコは数えきれないほど幾度もイかされた。 いけ好かないあの高慢ちきな男に。 絶え間ない凌辱、そして鳴り続けるCCM音は、抵抗する気力さえもリコから奪っていった。 「さて、仕上げだな」 散々ボロボロにされて肩で息をするリコを横目に、仙道はリコの言うオートマチックガンを抜いた。 オートマチックガンでもか弱い女を傷つけるには十分すぎる。 嬲り尽くされ朦朧としていたリコが我に返り、恐怖に青ざめる。 「ひっ…それだけはやめろ、頼む! じゃなくて…やめてください、お願いします! 仙道……さん…!」 仙道に頭を下げるなど、リコにとってはこれ以上ない屈辱だろう。 だがどれだけ仙道を威嚇しても逆効果にしかならないことは身に染みていたから、ただ助かりたい一心で懇願した。 今の状況では最適解だといえる。 不幸なのは、男がリコの想像以上に外道であったことだ。 「そうだなあ…M字開脚しながら両手でピースサインを作って、笑顔で自己紹介と状況説明でもしてくれれば、やめてやってもいい」 まるで出来の悪いアダルトビデオのような要求を、仙道は淡々と告げた。 CCMをビデオ録画モードに切り替えて、リコの返答を待っている。 どうするのが最も賢明か、何をすれば最悪の事態から逃れ得るのか。 リコの出した答えは、 「……矢沢リコです。仙道…さんの弱みを握ろうとつけて行ったら、逆にいっぱいイかされて、今は…犯されそうになってます…」 泣いてしまいたかった。 だが泣けば心の壁が崩れてしまいそうだったから、必死に涙をこらえた。 笑っているのは仙道がそう指示したからで、それ以外の理由はない。 脚を広げているのも、ダブルピースしているのもそうだ。 仙道の機嫌を損なわないよう、プライドすら捨てて、従順な素振りを見せる。 その甲斐あってか、仙道は勝ち誇ったように笑った。 そして、男は残酷な判決を下す。さらけ出されたリコの秘部に、オートマチックガンがあてがわれた。 「アッハッハハ! 本当にやりやがった!! ほら、ご褒美だ!」 「そんな! 約束が違うじゃないか!」 「俺、約束は破る主義なんだよ。お前らのリーダーと違ってねっ!」 声高に叫ぶや否や、息つく間もなく一気に突き挿れた。 「いっ…やああああああぁぁああっ!!!」 「ぐうっ…キツいな。お前が言うほど、郷田のも大したことないんじゃないのか?」 十二分に濡れているはずなのに、それでもリコの中は狭く固く閉ざされている。 挿れる、というよりねじ込むといった形に近い。 最奥に当たったら一度入口まで引き抜き、再び最奥に楔を打ち込む。 リコの小さな身体は不躾な侵入者に悲鳴を上げていた。 「ひぎいっ、やだあっ! リーダー、リーダー、助けてよおっ!」 「お前のリーダーは今頃アキハバラにいるさ。 世界を守る危険な戦いとやらに手下を巻き込んで自分はオタクの街に入り浸ってるなんて、ひどい男だよなあ!」 「ちがうよおっ…リーダーを、悪く言うなああっ!」 「何でだよ。現に単なる自己満足で俺を引き込んで、自分の女一人守れてないんだ。アイツは所詮口だけの暴君さ」 「ひっく…ちがうんだってば…リーダーはぁ…」 「さっきからリーダーリーダーってうるさいねえ…! 今お前の目の前にいるのは郷田じゃない、俺だ。 ほんっとムカつくんだよ、そういうの!」 仙道が忌々しげに発した言葉も、リコが気にかける余力はなかった。 リコはただうわごとのように、郷田のことを呼び続ける。 そのことはより一層仙道を腹立たせた。 怒りをぶつけるように、できるだけリコに苦痛をもたらすように、荒々しく腰を打ち付ける。 それは子どもの八つ当たりと何も変わらない、非合理的な行動だった。 リコは仙道に突き上げられながら、涙も流さずに嗚咽を押し殺していた。 仙道もいつもの気取った態度を繕う余裕もなく、眉間にしわを寄せて苦悶の表情を浮かべる。 快感など生まれようもない交わりでも、性的興奮がもたらされるのは生理現象なのだろうか。 激しく揺さぶっているうちに、やがて限界が近づく。 「そろそろフィナーレといこうか」 「…! 中はあっ、中はやめてえっ!!!」 仙道の発言を理解した途端、虚ろな目をしていたリコが反射的に叫んだ。 それを聞いた仙道は、当たり前だ、とでも言いたそうに吐き捨てる。 「俺だってお前のガキの父親にはなりたくないさ」 仙道がリコの中からオートマチックガンを引き抜いた直後、ソレは暴発し、リコの脚から顔にまで、濃い精液がぶちまけられた。 幼さの残る小さな女の身体に、男の邪心を余すことなく浴びたそのアンバランスさは、ある種芸術的にすら感じられる。 その芸術をカメラに収めようとCCMを向けても、リコには生臭い白濁をぬぐう力さえ残っておらず、ただ呻くことしかできていなかった。 「いやあ…っく…ぇっぐ…」 「そのカッコで郷田に泣き付きにでも行くかい? 『仙道に犯されました、何とかしてください』ってなあ。アイツがどんな顔するか楽しみだ!」 ひとしきり嘲笑った後、仙道は自分のモノをしまおうとして違和感に気付く。 赤い色がまとわりついている。 よく見れば、先ほどまでソレが入っていたリコの女の穴からも、同じ赤色が垂れていた。 「お前、まさか処女…」 「うっ…わあああああん! わあああああああん!!」 リコはとうとう、堰を切ったように泣き出してしまった。 それは仙道が初めて見た、リコの涙だった。 リコは泣いて泣いて泣いて泣いて、声が涸れるほどに泣いた。 片や計算高いがゆえに不測の事態に極めて弱い仙道は、想定外にリコの処女を奪ってしまったことで動揺を隠せず、慌てふためいていた。 ようやくリコが泣き止んだ頃には、水道の湯でハンカチを濡らしてリコの身体を拭く仙道の姿があった。 身をかがめてリコに目線を合わせたその顔には、ばつが悪そうな表情が浮かんでいる。 いくら仙道が悪ぶろうとも、所詮は中学生。 乙女の純潔を過剰評価してしまう思春期の年頃であったし、そのせいで相手が大泣きすれば自分が悪いと思い込んでしまうくらいには幼く、正直であった。 「悪かった。撮ったデータも全部消したよ。……本当にすまなかった」 一方、女の立ち直りは早い。 リコは体力こそ戻っていないものの精神力はすでに回復し、先ほどまで泣いていたことなど露知らぬとばかりに、滑稽なほど強気な態度を取り戻した。 「もう謝んなくていいよ。アンタがそんなだとこっちまで調子狂う。 ていうか、謝るくらいなら最初っからこんなことすんじゃないよ」 「…おチビちゃんが郷田の女だと思ったんだ」 「はあ? 違うに決まってんだろ! アンタ、リーダーをどんな目で見てるんだい」 「だってお前、郷田のアレがどうだとか言うから、てっきり寝たものかと…」 「それはミソラ四天王で温泉旅行に行った時に見たんだ。そのくらいの考えもまわらないのかい、この馬鹿!」 他人同士の中学生男女が混浴など非常識だろう、と内心毒づく。 だが、それはそんなにまで気を許しあっているという証拠だ。 「リーダーは平和を望むレックスたちのために日夜戦ってるんだ。演歌だねえ。女にうつつを抜かしてる暇なんてないのさ。 アタイたちだってリーダーの力になれるなら、何だってするよ!」 リコは無い胸を張って、誇らしげに言い切った。 理解できない。なぜ所詮は他人でしかない郷田のためにそうも尽くせるのか。 仙道の頭の中にあるデータベースのどこを探しても、その答えは見当もつかなかった。 だから皮肉でもなく嫌味でもなく、ただ真実を知りたくて、リコに尋ねた。 「お前、どうしてそんなに郷田を信じてられるんだ? アイツは以前俺に負けたし、アルテミスでも無様に負けた。普通は幻滅とかするだろう」 「そりゃリーダーは頼りないとこもあるかもしれないけどさ、だからアタイたちが支えてやりたいんだよ。 それがダチってもんだろ?」 ダチ、仲間。全てを一人でやってきた仙道には馴染みのない言葉だった。 一中では信頼を置けるものなどなく、ただ力で言うことを聞かせてきただけだ。 そしてアルテミスで完膚なきまでに敗退した時、手下からは見限られた。 番長とはそういうものだと思っていたし、それ以外を知らなかったから何の疑問も感じなかった。 だが郷田は違う。心の底から信じ合い、足りないところを補い合う、仲間がいた。 仙道は郷田のせいで、そういう世界を知ってしまった。 それが仙道は憎たらしくて、羨ましかった。 自分には仲間がいないと『知ってしまった』こと、それが仙道の弱みだった。 だから、奪って、傷めつけて、自分をこの世界に引き込んだことを後悔させてやろうと思った。 今日も本当はそのためにスラムに来た。 なのにどれだけLBXを破壊しようとも奴らは全く絶望しない。 リコだって先ほどレイプされたことなどもう気にしていない。 あれほどひどい仕打ちを受けたもともとの発端が郷田だとしても、恨み言の一つさえ言いやしない。 頭が空っぽなのか、驚異的なまでのお人好しなのか、何にしろ仙道の周りにはいないタイプだった。ただ一人を除いて。 「お前、郷田に似てるな。類は友を呼ぶ、あるいは朱に交われば赤くなる、か…」 「仙道のくせにいいこと言うじゃないか、ありがとよ。なんたってリーダーはアタイたちの太陽だからな!」 清々しいほどにニカッとリコが笑った。 「太陽(サン)。意味は成功、人望、可能性…か」 なるほど、暑苦しい郷田に合わないこともない。 しかしそれを認めるほど仙道も素直ではない。 「だが太陽(サン)の逆位置は無計画と停滞。せいぜい奴に振り回されないよう、気をつけるんだな」 「他人事みたいに言うんじゃないよ。アンタだって今はアタイたちのダチなんだからね!」 ダチ? 俺が、郷田たちの? …反吐が出る。 聞く耳持たない、とばかりに仙道はリコから顔を背けて立ち上がる。 「…あのさ、アンタ強いんだから、いざという時はちゃんとリーダーを助けてやってくれよ」 「……さあ、どうかねえ」 仙道はそのまま、一度も振り返ることなく、その場を離れた。 後ろでリコが、勝手に逃げるんじゃないよ、と叫ぶのが聞こえた。 だが郷田の命令も、リコの頼みも、仙道が従う義理などない。 郷田の仲間を屈服させるという目的が果たせないと分かった以上、もうスラムにいる必要もない。 ひどく寒々しい荒涼とした道を、仙道は一人歩んだ。 スラムの出口まで来て、ついに寒さに耐えきれず、立ち止まる。 いったい何を占うためか、一枚、タロットを引いた。 「節制(テンペランス)のカード…今の状況を受け入れろ、ということか」 他に面白いことがあるわけでもないし、舎弟ごっこに付き合ってやるのも、まあ悪くはないか… 形ばかり、ハア、とため息を一つついてから、従順な捻くれ者は踵を返した。 道は、暖かかった。
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司令官 主なLBX DCオフェンサーH DCエリアルH DCブレイバーH セイレーン BCライアン ヴァンパイアキャットM 所属生徒 ゲーム版主人公